今、私たちが当たり前のように過ごしている安全・安心な社会。それを守るには、目に見えない高度なモノづくりの技術とそこにたずさわる人々の努力が欠かせません。時代を超えても変わらない安全・安心で快適な暮らしをお届けするために東京衡機エンジニアリングでは世界レベルのゆるまない技術を開発。高品質なモノづくりを通じて人と暮らしのゆるぎない未来を見つめ続けます。
社会に安心・安全を提供し豊かな社会の実現に貢献
技術・製品
画期的な発想と技術で、 高機能と高効率を実現。
高い性能と施工性を両立、 「スマートハイパーロードナット」
簡単施工で、ゆるみ・脱落を確実に防止。製品単価・作業時間の両面で確かな効果が期待できます。
NAS3350(National Aerospace Standard 米国航空規格)に準拠した衝撃型振動試験において、スマートハイパーロードナットを用いた試験体は、ゆるみ・脱落がなく、ゆるみ止め性能が実証されています。特別な工具や技術は一切不要。一般のナットと同じ感覚で締め付けるだけで、確実なゆるみ止め性能を発揮します。取り外し作業がスムーズなだけでなく、繰り返しの使用も可能です。既存のゆるみ止めナットでは、導入コストの上昇が避けられません。その点、スマートハイパーロードナットなら、製品単価・施工費・作業時間ともに好成績が期待できます。
現場の収まりと施工性を向上、 「Tースプリング」
「ハイパーロードスプリング」の原理を生かしながら、汎用工具でも使用できるように形状を改良。ボルトの余長に取り付けるだけで、ゆるみや脱落を防止。専用工具で、施工がより簡単になります。
NAS3350(National Aerospace Standard 米国航空規格)に準拠した衝撃型振動試験において、T-スプリングを用いた試験体は、ゆるみ・脱落がなく、ゆるみ止め性能が実証されています。ボルトの余長に取り付けるだけで、面倒なトルク管理は一切不要。手締めによる取り付けも可能ですが、より確実な施工のために、工具による取り付けをおすすめします。一般ナットと組み合わせるだけのシンプルな手法で、ゆるみ止めナットと同等の性能を発揮。コスト管理が年々厳しくなる現場で、製品コストの大幅削減に貢献します。
品質
確かな安全を守るための、徹底した品質管理。
安定した高品質で社会のニーズに応える
モノづくりにこだわってきた私たちにとって、品質はすべてに先立つ最優先事項。ばらつきのない高精度な製品こそが、インフラ設備の安全性を確保し、社会の安定を支えます。どのような環境においても変わらない性能を支えるのは、熟練した社員たちの目と手とこだわり。厳しさで知られるNAS(National Aerospace Standard/米国航空規格)3350/3354をはじめ、内外トップクラスの品質基準をクリアした私たちの製品は、プロフェッショナルの信頼に応え続けています。
設計・加工・検査まで一貫した製品コントロール
時代のニーズに応える高品質のカギは、加工精度の進化だけではありません。材料選択は適切か、製品設計にムリやムダはないか、検査システムは適正か・・・・。一つひとつのプロセスに真摯に向き合い、わずかな改善点も見逃さないことで、私たちはモノづくりを進化させてきました。高い次元の品質を一気にかなえられる魔法の杖は、この世界にはありません。決して妥協せず、より一層の高みを目指す一人ひとりの想いと、それを実現する地道な努力こそが、私たちの品質力の源です。
信頼
目には見えない場所で社会の信頼に応え続ける。
高層ビル・鉄道・高速道路・橋梁・変電所など、東京衡機エンジニアリングの製品は、インフラ設備の安全を支えています。
前身の株式会社KHIは、2001年に【ハイパーロードスプリング】を開発、「九州経済産業局長賞」を受賞し、
2005年には九州旅客鉄道の継目板に標準品として採用されました。
2006年に【ハイパーロードナット】を開発、2007年に本州四国連絡高速道路の投物防止柵に、2009年には西日本高速道路・第二京阪道の裏面吸音板支持金具に採用されました。
2007年に株式会社東京衡機により、株式会社KHIの増資引き受け・子会社化されました。
2010年には㈶鉄道総合技術研究所のゆるみ試験において高評価を受け、
2011年に国土交通省のNETISにゆるみ止めナットとして初めて認定を受けました。
その後、圏央道工事、首都高速道路工事に採用され、
2013年には首都高速道路・ゆるみ止めナットとして初めてA種認定を受けました。
2013年に【クリップハイパーロードナット】、2014年に【T-スプリング】を開発、建築物件への採用が拡大し、
2015年に【スマートハイパーロードナット】を開発、2016年度グッドデザイン賞を受賞しました。
2017年に【スマートインサートナット】、2018年に【ゆるみ止め付きインサート】を開発し、
引き続き社会インフラを支える一翼を担っています。